【保育園の栄養士様へ】離乳食に大人の市販だしはNG!添加物不使用がいい理由

「子どもの離乳食のだしに、大人が使うだしを使えたら…」と思ったことはありませんか?子どもの味覚を育むために、中嶋屋は「塩分や調味料の入っていないだし」を使うことをおすすめしています。

今回は、だし選びにお困りの保育園栄養士様へ向けて、子どもにだしがおすすめな理由とだしの選び方について、長崎の出汁の専門店である中嶋屋が解説します。

■味覚はどこで感じるか

味は舌の特定の部位ではなく、舌全体に分布している器官で感じます。また、上あご奥の舌乳頭というブツブツした組織の中には、味蕾(みらい)という器官があり、味の情報を神経を通じて脳に伝える役割を持っています。よく噛むことで唾液の分泌が活発になり、食べ物をより美味しく感じることができます。

■食べ物の好みは経験から学ぶ

人の味覚は生まれつき決まっているのではなく、いろいろな食べ物に触れる経験によって味覚の幅を広げられます。

また、味覚は食べ物を食べ始めてから3歳までにほぼ形成され、8歳までに確定すると言われています。特に、子どものうちは大人よりも味に3倍ほど敏感なので、「3歳までの食体験がその先の人生の健康や食生活に影響を与える」といっても過言ではありません。

■離乳食には添加物不使用のだしがおすすめ!

大人が使う市販の出汁は、味覚の敏感な子どもにとって塩分が強すぎるため、離乳食で使うことはおすすめできません。

離乳食を食べる時期は味覚形成においてかなり大事なときです。この時期に調味料や塩分の多い味付けに慣れると、内臓が未発達な子どもの身体に大きな負担がかかります。

また、食材本来の味が分からず食の好みにも影響していき、健康的な味覚が育ちにくくなってしまいます。市販の物で探す際は、塩分や添加物の入っていない離乳食用の物を使ってください。

■何歳頃から、何のだしを選ぶとよいか

●こんぶだし:生後5ヶ月〜(離乳食初期)

こんぶや野菜などの植物性の素材は、生後5ヶ月ほどの離乳食初期から使えるようになります。こんぶだしにはグルタミン酸という旨味が含まれており、実は母乳にも含まれている成分なので、赤ちゃんや子どもにとって飲みやすい味です。

●かつおだし:生後7ヶ月〜(離乳食中期)

かつおぶしのような動物性の素材は、生後7ヶ月ほどの離乳食中期から使えるようになります。かつおぶしは日本料理のだしのベースとしても広く使われており、イノシン酸という旨味成分が含まれていることや豊かな風味が特徴的です。

●にぼしだし:生後9ヶ月〜(離乳食後期)

離乳食後期ではいろいろなだしが使えるようになります。煮干しだしは、カタクチイワシやウルメイワシ、トビウオ(アゴ)などの煮干しから取るだしで、イノシン酸が主なうま味成分です。かつおだしより酸味が弱く、香りが強いのが特徴です。

●しいたけだし:生後6ヶ月〜(離乳食初期)

椎茸だしは干し椎茸を戻す際に取れる戻し汁で、お湯で戻すと苦味が出るため冷水で戻すことが大切です。主な旨味成分はグアニル酸で、こんぶなどに含まれるグルタミン酸と組み合わせるとより美味しくなります。
また、椎茸だしには生椎茸の約30倍のビタミンDが含まれており、ビタミンDは母乳で育った子どもに不足しがちな栄養素なのでそこを補うためにも最適なだしです。

■中嶋屋のだしパックなら、忙しくてもカンタンにおいしいだしがとれます。

だしは大人だけでなく、子どもの食経験を豊かにするのに欠かせません。離乳食は薄味に作るとつい単調な味になり、濃く作ろうとすると今度は余分に塩分を摂っていないかが気がかりです。

だからこそ、だしを使っておいしく健康的な離乳食を作ってあげることが、子どもの食育の幅を大きく広げることにもつながっていきます。

カンタンにおいしいだしが取れる中嶋屋のだしパックは、添加物不使用なので、天然だしの美味しさで「味覚を鍛える」食育ができ、大人から赤ちゃんまで安心して使えます。ぜひこの機会にお試し下さい。

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